毎日天気の事が気になる僕は、初めて江波山気象舘に行ってきた。小さな江波山を登っていくとモダンな建物が現れる。そこが旧広島地方気象台で、今の江波山気象館だ。
空襲の標的にならないように、建物が黒く塗られていた時代もあったらしい。爆心地から約3.7キロ離れていたが、原爆の被害をかなり受けたみたいだった。爆風で窓枠が曲がっていたり、その傷跡を今でも多く見ることができた。
この建物は原爆の傷跡とは別に、日本の建築技術の発達をしめす「近代化遺産建築物」として専門家から高い評価を受けているそうです。僕は建築の専門家ではないけれど、ところどころお洒落な感じがしました。
気象をテーマとした博物館なので、興味深く楽しませて戴いた。自分の生まれた日の天気を調べることができた。ちなみに僕は晴れでした。気象体験コーナーでは、ボックスの中に入ったあと、そこに小さな水滴で雲をつくり、それが台風に変わっていくさまを見ることができた。
ほんの少し怖かったけど、30万ボルトの落雷実験も見た。見たくなかった。突風カプセルでは、風速二十メートルの体験ができるが、これは息がしずらいことがわかった。うーん、勉強になるなぁ。これで百円とは安い。
ただ屋上にある展示用の気象観測装置と、そこからの景色を見忘れた。くやしいぞ。どこに階段があったんだろう?こんどまた百円持って行ってみるとするかな。
●広島市中区江波南
2007.1.28 掲載分